本文へ移動
Knowledges

ナレッジ

YouTubeショート広告の始め方|配信・動画要件・計測の7手順

YouTubeショート広告は、①目的、②キャンペーン、③動画、④権利・ポリシー、⑤プレビュー、⑥遷移・計測、⑦判定条件の順に準備すると始められます。最初に「誰の、どの行動を増やすか」を決め、最後にShorts面だけを分けて確認できる範囲まで把握しておくことが重要です。

POINT Shorts広告は、長尺広告を短く切るだけでは完成しません。上下にスワイプされる画面で、冒頭、縦の画角、字幕、CTA、遷移先が一続きになるよう設計します。

この記事の目次
  1. YouTubeショート広告を始める7手順
  2. 手順1〜2:目的とキャンペーンを決める
  3. 手順3:Shorts面に合う動画を用意する
  4. 手順4:権利と広告ポリシーを確認する
  5. 手順5:実際の表示をプレビューする
  6. 手順6:遷移先と計測を準備する
  7. 手順7:同じ条件で配信結果を判定する
  8. よくある質問
  9. 公開前チェックリスト
  10. まとめ
目次

YouTubeショート広告を始める7手順

  1. 広告の目的と最終成果を決める
  2. 目的に対応するキャンペーンを選ぶ
  3. Shorts面に合う動画を用意する
  4. 素材の権利と広告ポリシーを確認する
  5. 実際の表示をプレビューする
  6. 遷移先・UTM・コンバージョンをテストする
  7. 同じ条件で配信結果を判定する

Google広告の公式案内では、Shorts広告はShortsフィード内のオーガニック動画の間に表示され、視聴者は上下スワイプで次へ移動できると説明されています。止まってもらう理由と、見た後の行動を最初からセットで考えましょう。

手順1〜2:目的とキャンペーンを決める

Shorts面へ広告を出せるキャンペーンは一つではありません。対応キャンペーンの公式一覧を基に、まず目的から候補を絞ります。

主な目的キャンペーン候補配信前に決める成果
認知・リーチVideo reach、予約到達、表示、頻度
視聴・検討Video view、Demand GenTrueView views、クリック、次の行動
問い合わせ・購入Demand Gen、Performance Maxコンバージョン、価値、計測精度
アプリ利用Appインストール、アプリ内行動

利用できる設定は目標、地域、アカウントで変わる場合があります。公式ヘルプと実際の作成画面を、入稿日に照合してください。

なお、Google広告は2025年10月から従来の「Views」を「TrueView views」へ改称しました。動画広告形式の公式説明では、これは名称変更で、課金方法や集計方法は変わらないと案内されています。過去比較では旧名称と新名称を同じ指標として注記すると、報告のずれを防げます。

手順3:Shorts面に合う動画を用意する

Shorts広告のアセット仕様では、広告動画をYouTubeへ公開または限定公開でアップロードし、縦型を使うことが推奨されています。

項目配信前の確認
画角9:16の縦型を基本に、人物・商品・字幕がUIに隠れないか確認
長さ最大3分でもShorts面の再生対象は冒頭60秒。Googleは60秒未満を推奨
50秒地点60秒超の動画では視聴継続を促すオーバーレイが表示されるため、重要情報と重ならないか確認
音声音ありで設計し、字幕でも要点が分かるよう補助
冒頭対象者、課題、得られる答えを早い段階で提示
CTA表示タイミングはキャンペーンで異なるため、動画内の案内と遷移先を一致

横型や正方形も使える場合がありますが、Shorts向けの体験を優先するなら縦型で見え方を作り直すのが基本です。他媒体と素材を共用する場合も、ショート動画を3媒体へ使い回す方法を参考に、冒頭・UI・CTAは媒体ごとに調整してください。

手順4:権利と広告ポリシーを確認する

音源、映像、写真、ロゴ、出演者について、広告利用まで許諾範囲に含まれるかを確認します。オーガニック投稿に使える素材でも、広告での利用条件が同じとは限りません。

Google広告は2026年7月から、AIで生成・加工した動画を含む対象広告について、広告主が自己申告ラベルを設定できる仕組みを段階的に導入しています。公式ポリシー案内で対象と設定方法を確認してください。ラベル設定だけで広告ポリシーや適用法令への対応が完了するわけではないため、素材の権利と表示内容は別途確認します。

手順5:実際の表示をプレビューする

Shortsプレビューの公式案内によると、Video viewとVideo reachでは、プレビューギャラリーから共有可能なShortsプレビューを作成できます。一方、Demand GenとPerformance MaxはライブShortsプレビューに対応していません。

プレビューできる場合は、制作担当者だけでなく広告設定・ランディングページ担当者も次を確認します。

  • 冒頭の意味が音なしでも伝わるか
  • 人物、商品、字幕がチャンネル名やCTAに隠れないか
  • 50秒地点のオーバーレイと重要要素が重ならないか
  • 動画内の案内と実際の遷移先が一致するか
  • ブランド名、価格、条件などの表示に誤りがないか

ライブプレビューできないキャンペーンでは、アセット単体の9:16表示と遷移先を別々に確認し、初回配信後の掲載場所レポートも確認します。

手順6:遷移先と計測を準備する

動画の公開前に、広告クリック後のページとコンバージョンをテストします。CTAは「詳しく見る」だけでなく、遷移先で何ができるかまで一致させます。

GA4で手動キャンペーンを識別する場合、URL生成の公式案内に沿ってUTMを設定します。パラメータ値は大文字小文字を区別するため、入稿前に命名表を固定してください。

utm_source=youtube
utm_medium=paid_video
utm_campaign=施策名
utm_content=クリエイティブ識別子

上記は命名例です。自社の既存ルールがある場合はそちらを優先し、Google広告の自動タグ設定との併用も分析環境に合わせて決めます。

オーガニックShortsと広告で同じ動画を使う場合も、次を分けて記録します。

  • オーガニックの視聴と広告経由の視聴
  • 動画内の反応、サイト流入、コンバージョン
  • Google広告とGA4の指標定義・集計期間
  • 広告停止後に動画を公開し続けるか

オーガニック側の設計は企業のYouTubeショート活用ガイドで整理しています。

手順7:同じ条件で配信結果を判定する

Shorts広告のレポート公式案内では、複数面へ配信する対応キャンペーンについて、広告フォーマットで分割してShortsの実績を確認できます。「広告が表示された場所」や、利用可能な場合は動画の視聴時間も合わせて確認します。

ただし、ネットワークの分割ではShortsと他のYouTube在庫がまとまる場合があります。また、Performance MaxとアプリキャンペーンはShorts在庫だけの掲載結果を個別表示できません。Shorts単体の効果と断定せず、確認できる集計単位をレポートに書きましょう。

初回の改善では、一度に複数要素を変えず、比較条件をそろえます。

記録項目
比較期間同じ曜日構成・同じ日数
配信条件対象、予算、入札、掲載面
変更点冒頭、訴求、字幕、CTAのうち一つ
判定指標目的に対応する主指標と補助指標
制約Shorts単体で分割できない、計測差がある等

よくある質問

YouTubeショート広告の動画は何秒がよいですか?

公式仕様では最大3分を利用できますが、Shorts面で再生されるのは冒頭60秒で、Googleは60秒未満を推奨しています。最適な尺は目的と素材で変わるため、最初に伝える内容を絞り、同じ条件で検証してください。

Shorts面だけに必ず配信できますか?

キャンペーンによって配信面と設定方法が異なります。対応キャンペーンの公式一覧と、作成時の管理画面で配置・在庫の選択肢を確認してください。

広告を出す前にスマートフォン表示を確認できますか?

Video viewとVideo reachは共有可能なShortsプレビューに対応します。Demand GenとPerformance MaxはライブShortsプレビューに対応しないため、アセット表示と配信後レポートを組み合わせて確認します。

Shorts広告だけの成果を確認できますか?

対応キャンペーンでは広告フォーマットで分割できます。ただしPerformance MaxとアプリキャンペーンはShorts在庫だけを個別表示できません。レポート可能な粒度を先に確認してください。

オーガニック動画と広告用動画は分けるべきですか?

必ず別動画にする必要はありません。ただし、広告では対象者、冒頭、CTA、遷移先、権利条件が変わるため、同じ素材を使う場合も目的と計測は分けて管理します。

公開前チェックリスト

  • 目的と最終成果を一文で説明できる
  • 対応キャンペーンと最新の管理画面を確認した
  • 動画を公開または限定公開でYouTubeへアップロードした
  • 9:16で重要要素とUIが重ならない
  • 60秒・50秒地点の仕様を踏まえて構成した
  • 音源、映像、出演者、AI生成・加工素材の条件を確認した
  • 利用できる方法でプレビューした
  • UTM命名、遷移先、コンバージョンをテストした
  • Shorts単体で確認できるレポート範囲を記録した

まとめ

YouTubeショート広告は、目的を決めて動画を入稿するだけではなく、キャンペーン、縦型表示、権利、プレビュー、遷移先、計測可能な粒度までを一体で準備します。外注範囲を決める場合は制作会社と運用代行会社の違いで役割を分け、運用代行の費用相場運用代行会社の比較も判断材料にしてください。

Shorts広告用クリエイティブとオーガニック投稿を含め、企画・制作・投稿・改善の支援範囲を整理したい方は、AlbitのYouTube Shorts運用代行サービスをご覧ください。

この記事の執筆者

加藤 翔太

加藤 翔太 Shota Kato

Albit株式会社 代表取締役 / CEO

早稲田大学卒業後、株式会社キーエンスにてコンサルティング営業に従事し、データドリブンな営業手法を実践。2021年にマーケティング支援企業を共同創業しSNS運用戦略を主導した後、2025年1月にAlbit株式会社を設立。大手音楽レーベル、大手アニメーション企業、大手賃貸住宅サービス、大手スポーツ用品ブランドなどの縦型動画SNSマーケティングを支援し、運用約4ヶ月で総再生3,000万回超、約1年半でフォロワー10倍(4万→40万人超)などの成果を率いてきた。統計・データ解析の知見を軸にした、再現性のあるバイラルマーケティング設計が専門。

noteで記事を読む

Contactお問い合わせ