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AI絵コンテからSeedance 2.5へ|SNS動画制作の実務フロー

AIでSNS動画を作るなら、いきなり動画を生成するのではなく、台本をショットに分け、絵コンテで構図と連続性を確定してからSeedanceへ渡すのが実務的です。本記事は2026年8月8日時点の公式情報に合わせ、Seedance 2.0から現行のSeedance 2.5を前提とする手順へ更新しました。

POINT 絵コンテの役割は「完成画を当てること」ではありません。商品、人物、構図、権利、修正責任を、動画生成の前に分けて確認する設計図です。

この記事の目次
  1. Seedance 2.5で何が変わったか
  2. 制作前に決める5つの条件
  3. 台本をショットに分解する
  4. gpt-image-2で絵コンテを固める
  5. Seedance 2.5へ参照と時間軸を渡す
  6. 長く生成する前に短く検証する
  7. よくある質問
  8. まとめ:モデル更新より、修正可能な工程を設計する
目次

Seedance 2.5で何が変わったか

ByteDance Seedの公式ページは、Seedance 2.5を30秒までの音声付き動画を1回で生成でき、最大2回の延長、参照動画の意図・フレーミング・映像言語の理解、映像と音声の編集に対応するモデルと説明しています。

2.0で公開されたテキスト・画像・音声・動画の複合参照という考え方は継承されています。一方、公式が紹介する機能と、利用するサービス・地域・アカウントで実際に選べる機能は一致しない場合があります。制作開始時に利用画面と利用条件を確認してください。

制作前に決める5つの条件

条件決める内容後回しにした場合のリスク
視聴者と目的誰に何を伝え、次に何をしてもらうかカットごとに訴求がぶれる
媒体と仕様画面比率、想定尺、無音視聴、CTA入稿直前の作り直しが増える
素材と権利商品画像、ロゴ、人物、音声、音源の利用条件公開直前に使えない素材が見つかる
変えない要素商品形状、人物、色、文字、事実生成ごとにブランドが変わる
承認者企画、絵コンテ、動画、公開を誰が止められるか問題の見逃しと責任が曖昧になる

台本をショットに分解する

「新商品を紹介する15秒動画」のようなまとまった指示を、そのまま動画モデルへ渡しません。各ショットを次の項目で整理します。

  • 役割:問題提起、実演、根拠、CTAのどれか
  • 時間:開始秒と終了秒
  • 画角:被写体の大きさ、カメラ位置、奥行き
  • 動き:被写体とカメラを分ける
  • 音:セリフ、効果音、環境音、無音でも伝わる字幕
  • 承認条件:そのショットで絶対に崩せない要素

SNS動画の台本の作り方も先に整理すると、絵コンテと動画生成の指示を分けやすくなります。

gpt-image-2で絵コンテを固める

OpenAIの画像生成ガイドでは、gpt-image-2を含むGPT Imageモデルはテキストからの生成と、入力画像を使った編集に対応しています。対話的に修正を重ねる場合はResponses API、1回の生成・編集ならImage APIという使い分けも示されています。

絵コンテ作成のコツ 最初から質感を追い込まず、「9:16」「カメラ距離」「被写体の位置」「次のカットとつながる要素」を先に固めます。ロゴや正確な文言は生成に任せず、正規データを後工程で重ねます。

Seedance 2.5へ参照と時間軸を渡す

絵コンテ画像だけでなく、「どの要素を参照するか」と「いつ何が動くか」を分けて指示します。

0〜2秒:参照画像Aの人物と服装を維持。カメラは正面で固定。
2〜5秒:参照画像Bの商品を画面中央に表示。手元へ緩やかに寄る。
5〜8秒:商品の形状と色は変えず、人物の視線だけをカメラへ移す。

公式ページは参照制御と編集性の向上を示していますが、商品形状、文字、人物の同一性が必ず保証されるわけではありません。素材ごとの権利と出力の正確性を人が確認します。

長く生成する前に短く検証する

30秒まで生成できても、初回から全尺を仕上げる必要はありません。まず冒頭、次に商品提示、最後にCTAというように、失敗したら戻れる単位で確認します。

  • 人物・商品・ロゴの形が変わっていないか
  • 手指、接触、影、反射、重力に不自然さがないか
  • セリフ、口元、字幕、効果音のタイミングが合うか
  • 実在人物や実際の出来事と誤認させないか
  • 利用規約、素材許諾、媒体のAIラベル要件を満たすか

AI生成コンテンツのラベル判断AI生成広告クリエイティブの品質管理も、公開前チェックに組み込むと安全です。

よくある質問

Seedance 2.0のまま使い続けてもよいですか?

現在の制作環境で2.0しか選べない場合、無理に変更する必要はありません。機能名より、使える尺、参照数、編集機能、商用利用条件を案件開始時に確認してください。

絵コンテと動画は同じプロンプトでよいですか?

分けるほうが修正しやすくなります。絵コンテは見た目と画面順、動画は時間、被写体の動き、カメラ、音を中心に指示します。

AI絵コンテだけで社内承認できますか?

絵コンテは構図の承認には有効ですが、最終動画の事実、権利、音、表示は別途確認が必要です。「絵コンテ承認」と「公開承認」を分けましょう。

まとめ:モデル更新より、修正可能な工程を設計する

Seedance 2.5で生成尺や参照・編集機能が広がっても、良いSNS動画に必要なのは、目的、ショット、絵コンテ、動画、承認を分けることです。モデル名が変わっても使える制作フローを先に作りましょう。

Albitでは、企画から縦型動画の制作、SNS運用までを一つの流れで設計しています。AIを含む制作フローを整理したい場合は、お問い合わせからご相談ください。

この記事の執筆者

加藤 翔太

加藤 翔太 Shota Kato

Albit株式会社 代表取締役 / CEO

早稲田大学卒業後、株式会社キーエンスにてコンサルティング営業に従事し、データドリブンな営業手法を実践。2021年にマーケティング支援企業を共同創業しSNS運用戦略を主導した後、2025年1月にAlbit株式会社を設立。大手音楽レーベル、大手アニメーション企業、大手賃貸住宅サービス、大手スポーツ用品ブランドなどの縦型動画SNSマーケティングを支援し、運用約4ヶ月で総再生3,000万回超、約1年半でフォロワー10倍(4万→40万人超)などの成果を率いてきた。統計・データ解析の知見を軸にした、再現性のあるバイラルマーケティング設計が専門。

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