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スマホでショート動画を撮影するコツ|企業担当者の準備チェックリスト

スマホでショート動画を撮影するときは、高価な機材をそろえる前に、レンズ・光・音・固定・背景の5点を整えます。次に9:16の縦型画面で主要な被写体や文字がアプリのUIに隠れない構図をつくり、短いテスト動画を保存・再生してください。

企業撮影では、台本、出演・撮影許可、商品情報、映り込み、音源、データ保存まで確認して初めて「撮影準備完了」です。この記事では、撮影前5分、撮影中、撮影後の順で実務チェックを整理します。

この記事の目次
  1. まず行う撮影前5分チェック
  2. 9:16の縦型マスターとUIセーフゾーンを意識する
  3. レンズ・光・音・固定・背景を整える
  4. 撮影前に台本・ショットリスト・権利を決める
  5. 撮影中は短く区切り、前後に余白を残す
  6. 1か所で複数本を撮る記入例
  7. 撮影後は素材と権利を引き継ぐ
  8. よくある質問
  9. まとめ|撮影完了は「編集へ渡せる状態」で判断する
目次

まず行う撮影前5分チェック

確認その場で行うこと防ぎたい問題
レンズ柔らかい布で拭き、イン/アウトカメラを決める白っぽさ、にじみ、画角変更
顔・商品へ前または斜め前から光を当てる逆光、暗部、色の不自然さ
空調・反響を止め、10秒録音して再生する無音、雑音、音割れ
固定三脚または安定した台に置き、グリッドを確認する手ぶれ、傾き
背景個人情報、社外秘、他社ロゴ、通行人を確認する映り込み、公開差し止め
端末通知、容量、電池、設定、マイク接続を確認する中断、保存失敗、設定違い

YouTube公式も、モバイル撮影前のレンズ清掃、通知停止、縦向き撮影、均一な照明、反響や雑音の少ない録音環境を案内しています(YouTube:モバイルで撮影するためのヒント)。

POINT 10秒のテストは録画ボタンを押すだけで終えません。保存したファイルを再生し、映像、声、背景、端末へ保存できたことまで確認します。

9:16の縦型マスターとUIセーフゾーンを意識する

TikTok for Businessの広告クリエイティブ原則は、9:16、720p以上、主要要素をTikTokのUIに重ねないことを案内しています(TikTok Creative Codes)。Meta for BusinessもReels広告で、9:16、音声、主要情報をセーフゾーンへ置く制作を案内しています(Meta:Instagram and Facebook Reels ads)。いずれも広告向けの公式指針ですが、縦型素材を撮る際の構図確認にも使えます。

撮影時は次を守ります。

  • 人物の顔、商品、字幕予定位置を画面端へ寄せすぎない
  • 上下のUI、右側の反応ボタン、下部の説明・CTAが重なる前提で余白を残す
  • 寄りだけでなく、後からトリミングできる少し広い画角も撮る
  • 文字を焼き込む前の元映像も保存する
  • 投稿前に各アプリの実画面またはプレビューで確認する

YouTube Shortsは現行ヘルプで、縦長または正方形の最長3分の動画を対象としています(YouTube:3分間のショートについて)。尺や分類条件は変わり得るため、撮影段階で一律に決め込まず、公開前に媒体別仕様を確認してください。

レンズ・光・音・固定・背景を整える

レンズ

撮影前にレンズを拭き、インカメラとアウトカメラのどちらを使うか決めます。話者が自分で画面を確認するならインカメラ、画角やレンズ選択を優先するならアウトカメラが候補です。最終判断は本番環境のテスト映像で行います。

顔や商品へ正面または斜め前から光が当たる位置を探します。窓を背にすると被写体が暗くなる場合があります。自然光と室内照明が混ざると色が不自然になることもあるため、テスト映像で肌・商品色を確認します。

空調、交通、反響、機械音を確認します。話す動画では、映像より先に声が聞き取れるかを判断してください。外部マイクを使う場合は、接続表示を見るだけでなく、保存した音声をイヤホンでも確認します。

固定

三脚や安定した台を使い、画面の揺れを抑えます。手持ちが必要な場面では短いカットに分けます。後で字幕やトリミングを行う余白も考え、水平・垂直をグリッドで確認します。

背景

個人情報、社外秘資料、他社ロゴ、車両番号、来訪者が映っていないか確認します。背景は片づけるだけでなく、会社や仕事の文脈が伝わる要素を一つ残すと、映像の意味を伝えやすくなります。

撮影前に台本・ショットリスト・権利を決める

投稿先、対象者、動画で答える問い、CTAを決めます。セリフだけでなく、編集に必要な映像をショットリストにします。

  • 話している人物の基本カット
  • 商品や手元の寄り
  • 作業の全体像が分かる引き
  • 場所や状況を説明するカット
  • 編集のつなぎに使う動作・環境音
  • カバー画像や冒頭に使える静止しやすい場面

YouTubeも撮影前のショットリストと、録画開始・終了の前後に少し余白を置くことを案内しています。台本を撮影・編集・検証までつなげたい場合は、ショート動画の台本の作り方を参照してください。

出演者、撮影場所、商品、資料、BGM、写真、PC画面は、公開・広告・二次利用の範囲まで確認します。TikTokのBusiness AccountではCommercial Music Libraryの音源が表示されますが、公式ヘルプも地域や利用可能な配置を選んで確認する手順を案内しています(TikTok:Commercial Music Libraryの使い方)。「アプリ内にある音源だから全用途で使える」とは決めつけないでください。

要件と権利の整理にはショート動画制作の要件定義も使えます。

撮影中は短く区切り、前後に余白を残す

一文ずつ区切って撮る

長いセリフを一度で成功させるより、意味のまとまりごとに区切るほうが撮り直しや編集を進めやすくなります。録画開始後と演技終了後に一拍置き、編集で切れる余白を残します。

同じ内容を複数の画角で撮る

人物の上半身、手元、商品アップ、少し広い引きなど、同じ場面でも画角を変えます。編集時の単調さを避けやすく、媒体ごとのトリミングにも対応しやすくなります。

必要な音を別に録る

商品の操作音、作業音、環境音が必要なら、話し声とは別に収録します。ファイル名またはショットリストに、どの映像へ使う音かを記録します。

撮影のコツ 完成動画の順番ではなく、同じ場所・出演者・商品をまとめて撮ります。順番はショットリストで管理し、撮影済み・要再撮・確認待ちを分けてください。

1か所で複数本を撮る記入例

以下は架空の採用広報撮影を想定した例です。

動画主な内容共通で撮る素材個別に必要な素材撮影後の確認
社員の1日業務の流れオフィス外観、移動、作業風景時系列の各場面人物・PC画面の許可
仕事道具使用する道具デスク、手元、収納道具ごとの寄り商品名・ロゴ
よくある質問働き方への回答社員コメント、職場背景字幕用の余白発言内容・募集情報

撮影後は素材と権利を引き継ぐ

  • 必要なセリフとショットがすべて収録されている
  • 音割れ、無音、強い雑音がない
  • ピント、明るさ、色に問題がない
  • 主要情報がUIで隠れない余白がある
  • 個人情報や社外秘の映り込みがない
  • 商品名、数値、固有名詞が正しい
  • ファイル名と企画・ショット番号が対応している
  • 元データと文字なし素材をバックアップした
  • 出演・素材・音源の利用範囲を記録した
  • 編集担当者へ台本、注意点、公開期限を渡した

撮影後の素材整理と公開前確認はショート動画編集のコツ、複数媒体へ展開する場合はショート動画を3媒体へ使い回す方法で確認できます。

よくある質問

スマホだけでも企業のショート動画を撮影できますか?

内容と撮影条件によっては可能です。まずレンズ、光、音、固定、背景、縦型構図を整え、短いテストを確認してください。複雑な演出、複数拠点、厳密な色管理、同時録音が必要なら専門スタッフへの依頼も検討します。

解像度はどこまで必要ですか?

TikTok for Businessは広告制作原則として720p以上を案内しています。ただし、媒体、広告配置、編集、納品条件で必要仕様は変わります。撮影前に投稿先と編集担当者の条件を確認し、圧縮前の元データを残してください。

文字や人物は画面のどこへ置けばよいですか?

画面端を避け、主要な顔・商品・文字を中央寄りに置きます。アプリごとに上部、右側、下部へUIが重なるため、最終的には実画面またはプレビューで確認します。

インカメラとアウトカメラはどちらがよいですか?

一人で画面を確認しながら話すならインカメラが便利です。画角やレンズ選択を重視する場合はアウトカメラが候補になります。どちらも本番環境で音、見え方、ピントを比較してください。

まとめ|撮影完了は「編集へ渡せる状態」で判断する

スマホでショート動画を撮影するときは、5つの基本を整え、9:16とUIの余白を確認し、短いテストを再生します。その後、ショットリストに沿って短く収録し、素材・権利・注意点を編集担当者へ渡します。

機材選びではなく、撮り直しや公開差し止めの原因を一つずつ消すことが、企業のスマホ撮影を安定させる近道です。撮影・編集体制の設計から相談したい方は、Albitのお問い合わせページをご利用ください。

この記事の執筆者

加藤 翔太

加藤 翔太 Shota Kato

Albit株式会社 代表取締役 / CEO

早稲田大学卒業後、株式会社キーエンスにてコンサルティング営業に従事し、データドリブンな営業手法を実践。2021年にマーケティング支援企業を共同創業しSNS運用戦略を主導した後、2025年1月にAlbit株式会社を設立。大手音楽レーベル、大手アニメーション企業、大手賃貸住宅サービス、大手スポーツ用品ブランドなどの縦型動画SNSマーケティングを支援し、運用約4ヶ月で総再生3,000万回超、約1年半でフォロワー10倍(4万→40万人超)などの成果を率いてきた。統計・データ解析の知見を軸にした、再現性のあるバイラルマーケティング設計が専門。

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