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TikTok企業アカウント診断|伸び悩みを分ける8領域チェック

企業TikTokを診断するときは、最初にAccount checkとFor Youフィード対象外の通知を確認します。次に目的・期間・比較する投稿群を固定し、「プロフィール」「企画・検索」「冒頭」「視聴」「反応」「導線」「運用体制」を合わせた8領域へ分けます。

再生数だけを見て企画を増やすのではなく、アカウント制限、視聴者との期待ずれ、制作フローの詰まりを分けると、次に直す要素を一つに絞れます。

POINT アカウント診断の目的は、悪い投稿を探すことではありません。公式通知と実測データから、視聴者の期待と運用チームの仮説が切れている場所を見つけることです。

この記事の目次
  1. まずアカウント状態を確認する
  2. 目的・期間・比較群を固定する
  3. TikTok Studioのデータをそろえる
  4. 8領域を順番に診断する
  5. 検索とコメントを企画へ戻す
  6. 診断シートへ観測と仮説を分ける
  7. 優先順位を決める
  8. よくある質問
  9. まとめ
目次

まずアカウント状態を確認する

クリエイティブを直す前に、アカウントや投稿へ制限が出ていないか確認します。

TikTok公式のAccount checkは、TikTok StudioのMore tools、またはSettings and privacy内のSafety Centerから開けます。ログイン、投稿、コメント、プロフィール編集、ダイレクトメッセージなどの問題を確認できます。

確認順は次の通りです。

  1. TikTok StudioまたはSafety CenterでAccount checkを開く
  2. 警告がある機能・投稿と理由を記録する
  3. Inboxやプロフィールに推薦対象外の通知がないか確認する
  4. 対象投稿のAnalytics通知を確認する
  5. 誤りと考える場合は公式手順でappealする

TikTokの公式説明では、投稿がFor Youフィード対象外と判断された場合、Analyticsの通知から理由を確認し、異議があればappealできます。通知を確認せず削除・再投稿を繰り返すのではなく、正式な理由と手順を先に確認してください。

また、アカウントが推薦対象外になる場合の公式説明では、対象外となる投稿を繰り返すと、アカウントや投稿がFor Youフィードや検索で見つかりにくくなる場合があると案内されています。

目的・期間・比較群を固定する

認知、商品理解、来店、問い合わせ、採用では、同じ投稿でも評価が変わります。診断前に次を一文で決めます。

  • 誰に
  • 何を伝え
  • どの行動につなげたいか
  • どの期間で比較するか
  • どの投稿群を同条件として見るか
項目架空の記入例
目的比較前の担当者に判断基準を伝える
比較期間直近28日とその前の28日
比較群同じ企画シリーズ、同程度の尺
主な指標視聴継続、プロフィール遷移
診断指標検索流入、コメントの質問、投稿本数

記入例の期間は架空です。投稿数、季節性、キャンペーン、媒体側の集計条件をそろえられる期間へ調整します。企業TikTokのターゲット設定ショート動画のKPI設計も参照してください。

TikTok Studioのデータをそろえる

TikTok Studioは、Overview、Content、Viewers、Followersなどの分析を提供します。地域、権限、アプリ・Web、機能更新で表示が異なるため、実際のアカウント画面を正として項目名と取得日を記録してください。

診断では、単に上位投稿を並べるのではなく、各投稿へ次を付けます。

  • 対象者
  • 企画シリーズ
  • 冒頭の型
  • 尺と構成
  • 出演者・形式
  • CTA
  • 公開日時
  • 観測できる視聴・反応・導線の指標
  • 公式通知の有無

この条件がないと、再生数の違いが企画、時期、対象者、配信制限のどれに由来するか切り分けられません。

8領域を順番に診断する

領域確認すること次の一手
1. アカウント状態Account check、推薦対象外通知、投稿別Analytics通知理由を記録し、必要なら公式appeal
2. プロフィール誰向けの何のアカウントか、固定投稿とリンクの役割名前・説明・固定投稿・導線を整理
3. 企画・検索同じ対象者へ継続して答えているか、検索需要と内容差分企画シリーズと検索テーマを再設計
4. 冒頭最初に対象者・課題・価値が伝わるか同じ本編へ複数の冒頭案を作る
5. 視聴どの場面で離脱・再視聴が起きるか前置き、重複、説明順を見直す
6. 反応コメント・共有・保存が企画意図と合うか質問と反論を次の企画へ戻す
7. 導線プロフィールや外部ページへ迷わず進めるかCTAを絞り遷移先と整合させる
8. 運用体制仮説、制作、承認、投稿、分析の担当と期限責任者・完了条件・判定日を記録

一度に全領域を変えると、差分を説明できません。アカウント状態に問題がなければ、影響が大きく直しやすい領域から一つを選びます。

検索とコメントを企画へ戻す

Creator Search Insightsでは、TikTokで検索されるトピック、Content gap、投稿のSearch analyticsを確認できます。検索流入が弱い場合は、検索語を詰め込むのではなく、視聴者が知りたい問いと動画の答えが一致しているか確認します。

Comment Insightsは、AIで頻出話題、質問、提案などを整理する機能です。ただし地域や年齢などの利用条件があり、要約は原コメントの代わりではありません。重要な質問、反論、製品・採用に関する判断は原コメントを確認してください。

観測読み方次企画の例
検索表示はあるが視聴が続かない検索意図と冒頭・答えがずれている可能性問いへ結論から答える
同じ質問がコメントに出る説明不足か新しい需要の候補Q&A動画で直接回答
コメントは多いがCTAと無関係別の関心を集めている可能性対象者と導線を再確認
検索・コメントとも少ない企画テーマか発見経路を再点検対象者の課題から企画を作り直す

これらは原因の断定ではなく、次に確かめる仮説です。

診断シートへ観測と仮説を分ける

投稿ごとに次の形式で残します。

記録項目架空の記入例
観測事実同シリーズ3本で冒頭直後の視聴が弱い
公式通知Account check・投稿通知とも問題なし
仮説対象者より先に会社紹介が入っている
次に変える1点会社紹介を本編へ移し、対象者を先に示す
維持する条件本編、尺、CTA、投稿曜日
判定日公開7日後
判定継続/修正して再検証/停止

例は架空です。観測と仮説を同じ欄に書かず、プラットフォーム通知、実測データ、担当者の解釈を分けます。

診断のコツ 伸びた投稿をそのまま複製するのではなく、「どの条件が視聴者の判断を助けたか」を言葉にします。

優先順位を決める

次の順で優先すると、制限と企画不調を混同しにくくなります。

  1. Account check・推薦対象外・投稿通知
  2. 対象者と目的の不一致
  3. 冒頭と本編の期待ずれ
  4. 視聴維持と情報設計
  5. コメント・検索と企画のずれ
  6. CTA・プロフィール・遷移先
  7. 制作・承認・分析の運用体制

企業TikTokが伸びない原因で原因の全体像を確認し、プロフィール固有の修正はTikTokプロフィールの作り方、冒頭はショート動画の冒頭フックへ分けてください。

よくある質問

再生数が急に落ちたらシャドウバンですか?

再生数の低下だけでは判断できません。Account check、Inbox・プロフィールの通知、投稿別AnalyticsのFor You対象外通知を確認し、正式な理由がある場合は公式手順で対応します。季節性、企画、対象者、投稿条件も分けて確認してください。

問題のある投稿はすぐ削除すべきですか?

通知内容を確認せず削除を即断しません。理由、対象ポリシー、appeal可否、社内記録を確認します。法務・安全上の緊急性がある場合は社内ルールを優先してください。

直近何本を見れば診断できますか?

固定本数はありません。対象期間内で、同じ企画や尺など比較できる投稿群を作り、上位だけでなく中位・下位も確認します。投稿数が少ない場合は結論を急がず、仮説として記録します。

Comment Insightsの要約だけで企画を決めてよいですか?

いいえ。AI要約は候補の整理に使い、原コメント、投稿文脈、利用条件を確認します。顧客情報、法務、製品仕様に関わる内容は担当部署の確認も必要です。

まとめ

TikTok企業アカウント診断は、Account checkとFor You対象外通知から始め、目的・期間・比較群を固定して8領域へ分けます。TikTok Studio、Creator Search Insights、Comment Insightsを使い、観測事実と仮説を分け、次に変える要素を一つだけ決めてください。

自社だけでは原因を切り分けにくい場合は、公式通知、比較期間、投稿別の診断シートを整理したうえでAlbitへご相談ください

この記事の執筆者

加藤 翔太

加藤 翔太 Shota Kato

Albit株式会社 代表取締役 / CEO

早稲田大学卒業後、株式会社キーエンスにてコンサルティング営業に従事し、データドリブンな営業手法を実践。2021年にマーケティング支援企業を共同創業しSNS運用戦略を主導した後、2025年1月にAlbit株式会社を設立。大手音楽レーベル、大手アニメーション企業、大手賃貸住宅サービス、大手スポーツ用品ブランドなどの縦型動画SNSマーケティングを支援し、運用約4ヶ月で総再生3,000万回超、約1年半でフォロワー10倍(4万→40万人超)などの成果を率いてきた。統計・データ解析の知見を軸にした、再現性のあるバイラルマーケティング設計が専門。

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