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TikTok自動字幕の付け方|企業動画の誤変換チェックと運用手順

TikTokの自動字幕は、動画を録画またはアップロードした後の編集画面で音声から生成し、内容を確認して投稿します。企業投稿では、生成ボタンを押した時点を完成にせず、商品名・人名・数値・否定表現・話者・重要な音を人が直してから公開するのが基本です。

TikTokは自動字幕を、聴覚に障がいのある方を含め、より多くの人が動画を利用しやすくする機能として案内しています。字幕は「音を出せない視聴者向けの補助」にとどまりません。伝達内容そのものとして扱いましょう。

POINT 自動字幕の担当者は「生成する人」ではなく、「誤変換を見つけ、公開を止められる人」まで決めます。

この記事の目次
  1. 自動字幕と動画に焼き込む字幕は別物
  2. TikTok自動字幕を付ける基本手順
  3. 誤変換は意味が変わる順に直す
  4. 読みやすさは文字数より実機で決める
  5. 企業運用では責任を四つに分ける
  6. 公開前チェックリスト
  7. よくある質問
  8. 自動化するほど、校正責任を明確にする
目次

自動字幕と動画に焼き込む字幕は別物

字幕には、大きく二つの見せ方があります。

種類特徴向いている場面注意点
TikTokの字幕機能プラットフォーム側で生成・表示する視聴者の表示設定やアクセシビリティを活かしたい機能名や画面はアプリ版・アカウントで変わることがある
動画へ焼き込むテロップ文字を映像の一部として書き出すデザインを固定し、別媒体でも同じ見え方にしたい視聴者が消せず、修正には動画の再書き出しが必要

W3Cは、閉じた字幕を視聴者がオン・オフできるもの、開いた字幕を映像に組み込まれて消せないものと説明しています。TikTokの機能字幕と焼き込みテロップは、どちらか一方が常に正解ではありません。

  • 発話内容を正確に届けたい: TikTokの字幕機能を整える
  • 強調語や図解をデザインしたい: 必要な箇所だけ焼き込む
  • 別媒体へ再利用する: テロップなしマスターも保存する
  • 情報量が多い: 画面を文字で埋めず、説明を分割する

同じ発話を機能字幕と焼き込み字幕の両方で重ねると、読みづらくなる場合があります。投稿プレビューで重なりを確認します。

TikTok自動字幕を付ける基本手順

TikTok公式は、動画を録画またはアップロードした後、編集画面で自動字幕を選び、音声から生成して投稿する流れを案内しています。2026年8月5日時点では、アプリのバージョンやアカウントにより表示名・配置が異なる可能性があるため、次の工程として管理すると安全です。

  1. 最終版の動画をTikTokへ読み込む
  2. 編集画面で字幕・キャプションに相当する機能を開く
  3. 動画の音声言語を確認して自動生成する
  4. 冒頭から最後まで音声と字幕を照合する
  5. 固有名詞、数値、否定、助詞、話者を修正する
  6. UIや焼き込みテロップとの重なりをプレビューする
  7. 投稿文、カバー、アカウント、予約日時と合わせて承認する

参照: TikTok公式「自動字幕起こし機能」の提供開始

校正のコツ 画面だけを黙読せず、イヤホンと端末スピーカーで再生しながら、一文ずつ音声と照合します。

誤変換は意味が変わる順に直す

誤字を上から順に直すだけでは、重大な誤りを見逃します。企業動画では、意味と信用への影響が大きい順に確認します。

優先確認対象理由
1否定・条件「できる/できない」「対象/対象外」意味が逆転する
2数値・単位・日付円、%、秒、年月日判断や購入条件を誤らせる
3商品名・社名・人名固有の表記、英字大小ブランドと権利に関わる
4専門用語略語、制度名、機能名説明の正確性を損なう
5話者・重要音話者名、拍手、警告音音声だけの情報が抜ける
6句読点・改行文の切れ目読解速度に影響する

W3Cの説明では、字幕は会話だけでなく、誰が話しているか、理解に必要な音楽・笑い・効果音なども含みます。すべてのBGMを文字にする必要はありませんが、意味に関わる音は落とさないようにします。

参照: W3C「Understanding SC 1.2.2 Captions (Prerecorded)」

読みやすさは文字数より実機で決める

字幕の万能な文字数や位置はありません。端末、UI、人物の位置、焼き込みテロップ、投稿文の長さで見え方が変わるためです。

  • 一度に複数の論点を出さない
  • 文の意味が切れる位置で改行する
  • 背景と文字のコントラストを確保する
  • 顔、商品、図解、TikTokの操作UIを隠さない
  • 早口の場面は字幕を詰めず、動画自体を分割する
  • 音を消した状態でも主要な結論を追えるか確認する

Web向けの一般基準ですが、WCAG 2.2は通常テキストで4.5:1以上のコントラスト比を示しています。動画字幕でも、明暗が変わる背景に文字を直置きせず、縁取りや半透明の背景を使う判断材料になります。

企業運用では責任を四つに分ける

役割主な確認
編集音声と字幕の同期、表示時間、重なり
原稿責任者発話と字幕の意味一致、数値、条件
ブランド・法務商品名、権利、表現、公開可否
投稿責任者対象アカウント、投稿文、予約日時、公開後表示

一人で兼務しても構いません。ただし、「誰かが見るはず」をなくし、最終承認者を一人にします。

公開前チェックリスト

  • [ ] 音声と字幕を冒頭から最後まで照合した
  • [ ] 否定、数値、単位、日付、固有名詞を原稿と照合した
  • [ ] 話者名と理解に必要な重要音を確認した
  • [ ] 焼き込みテロップと機能字幕が重なっていない
  • [ ] 顔、商品、ロゴ、図解、操作UIを隠していない
  • [ ] 音あり・音なし、端末スピーカー・イヤホンで確認した
  • [ ] 投稿文、カバー、メンション、公開範囲を確認した
  • [ ] 対象アカウントと予約日時、タイムゾーンを確認した
  • [ ] 公開後に字幕表示を確認する担当者を決めた

よくある質問

自動字幕を付ければ、焼き込みテロップは不要ですか

目的によります。発話の正確な伝達と表示切替にはプラットフォームの字幕、強調語や図解には焼き込みテロップが向きます。同じ文章を二重表示せず、プレビューで使い分けます。

自動字幕は生成後にそのまま公開してよいですか

おすすめしません。商品名、人名、数値、否定表現、専門用語は誤変換で意味が変わりやすいため、音声と原稿を人が照合します。

字幕を入れると必ず再生数が伸びますか

保証できません。字幕の役割は、音を聞けない・聞き取りにくい状況でも内容を受け取れるようにし、誤解を減らすことです。成果は企画、冒頭、視聴維持、導線などと合わせて評価します。

自動化するほど、校正責任を明確にする

TikTokの自動字幕は制作を速くします。ただし、速く生成できることと、正しく公開できることは別です。生成、校正、ブランド確認、投稿確認を分け、意味が変わる誤りから直しましょう。

字幕以外のテンポ、音声、テロップ設計はショート動画編集のコツ、TikTok運用全体の設計はショート動画マーケティング戦略の立て方で整理しています。

TikTokの企画、制作、投稿、分析・改善を一体で設計したい方は、AlbitのTikTok運用代行をご覧ください。

この記事の執筆者

加藤 翔太

加藤 翔太 Shota Kato

Albit株式会社 代表取締役 / CEO

早稲田大学卒業後、株式会社キーエンスにてコンサルティング営業に従事し、データドリブンな営業手法を実践。2021年にマーケティング支援企業を共同創業しSNS運用戦略を主導した後、2025年1月にAlbit株式会社を設立。大手音楽レーベル、大手アニメーション企業、大手賃貸住宅サービス、大手スポーツ用品ブランドなどの縦型動画SNSマーケティングを支援し、運用約4ヶ月で総再生3,000万回超、約1年半でフォロワー10倍(4万→40万人超)などの成果を率いてきた。統計・データ解析の知見を軸にした、再現性のあるバイラルマーケティング設計が専門。

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