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TikTok広告の審査ガイド|不承認の確認・修正・再審査の手順

TikTok広告の審査は、動画だけを確認する工程ではありません。広告する商品・サービス、対象市場と年齢、動画・音声・広告文、CTA、landing pageの内容と機能、素材の権利までが対象です。不承認になったら動画を作り直す前に、通知された理由を七つの層へ分けて確認します。

POINT 審査対策の中心は、表現を言い換えてルールを回避することではありません。広告で見せる約束と、商品・条件・遷移先の実態を一致させることです。

この記事の目次
  1. 審査は動画だけではない
  2. 審査時間は締切として逆算しない
  3. 入稿前に七層を確認する
  4. 不承認理由を記録する
  5. 修正して再審査する
  6. 誤判定と考える場合は異議申立てする
  7. 承認後も変更を管理する
  8. まとめ
目次

審査は動画だけではない

TikTok Advertising Policiesの審査プロセスでは、次を確認すると説明しています。

審査の層主な確認対象社内の担当候補
商品・サービス広告可能な業種・品目か事業、法務
対象市場・年齢地域ごとの制限、対象年齢広告運用、法務
Creative動画、画像、音声、表示内容制作、ブランド
Caption・表示名誤解のない表現、名称の一致広告運用、広報
CTA実際に取れる行動か広告運用
Landing page内容の一致、表示、リンク、フォームWeb、事業
権利・証拠音源、素材、商標、主張の根拠制作、法務

不承認理由を「動画が悪い」と一括りにすると、landing pageや対象市場の問題を見落とします。最初にどの層の問題かを特定します。

審査時間は締切として逆算しない

TikTok公式は、多くの広告が24時間以内に審査されると案内しています。ただし、通常より時間がかかる場合もあります。24時間は公開時刻の保証ではありません。

キャンペーン開始の直前に入稿すると、不承認後の修正、再審査、社内確認の時間が残りません。次の工程を公開スケジュールへ入れます。

  1. 商品・市場・権利の事前確認
  2. Creative、caption、CTA、landing pageの横断QA
  3. 初回入稿と審査
  4. 不承認理由の確認と修正
  5. 再審査
  6. 承認後の表示・計測テスト

進行のコツ 配信開始日と入稿日を同日にしません。修正と再審査の余白を置き、審査待ちを前提に関係者の確認時間を確保します。

入稿前に七層を確認する

商品・対象市場

  • 商品・サービスが対象国で広告可能か
  • 業種、年齢、許認可、表示義務に追加条件がないか
  • 対象地域と言語、通貨、配送・提供範囲が一致するか

Creative・広告文

  • 動画、caption、表示名、CTAで商品と条件が一致するか
  • 根拠のない最上級、誤認を招く比較、成果保証がないか
  • 文字、映像、音声が判読・聞き取り可能か
  • 実際には機能しない「上にスワイプ」などの操作を示していないか

Landing page

  • URLが開き、エラーや工事中表示がないか
  • 動画で紹介した商品、価格、期間、条件が見つかるか
  • CTAの行動を完了できるか
  • 個人情報を取得する場合に必要な表示があるか

権利・証拠

  • 音源、映像、画像、出演者、商標を広告で使えるか
  • 数値、受賞、比較、効果表現の根拠を提示できるか
  • 第三者の名称や口コミを許可なく利用していないか

自然投稿で使える素材が、広告利用も可能かを分けて確認してください。

不承認理由を記録する

TikTok公式のAd Review FAQsでは、Campaign tabのAd GroupとAd listsにある不承認表示から理由を確認できると案内しています。画面名は更新される可能性があるため、実行時点の管理画面を確認してください。

理由を読んだら、修正前に次を一行で残します。

項目記入例(架空)
対象Ad名、Ad Group名、対象市場
通知日時2026-08-01 13:00 JST
表示された理由Landing pageと広告条件の不一致
該当箇所動画内の期間、LPの期間
変更内容LPの古い期間を最新情報へ更新
確認者広告担当、Web担当
再提出日時2026-08-01 15:00 JST

この記録があれば、同じ理由を繰り返したときに過去の変更と比較できます。

修正して再審査する

TikTok公式によると、不承認通知の詳細を確認し、広告を修正して保存すると再審査へ送られます。変更は、指摘された層へ限定します。

原因の例修正候補修正後の確認
商品・市場の制限対象地域、年齢、商品条件を見直す市場別ポリシーと許認可
誤解を招く表現主張を事実に合わせ、根拠を明示Creative・caption・LPの一致
Landing page不備URL、表示、フォーム、必要表示を直す実機で完了までテスト
権利不足許諾済み素材へ変更する許諾範囲と期間を記録
技術品質解像度、音声、字幕、比率を修正するPreviewで最終表示

修正していない箇所まで同時に変えると、どの変更が必要だったか追えません。理由、変更、再提出を対応させます。

誤判定と考える場合は異議申立てする

指摘内容に事実誤認がある、または広告を修正できない事情がある場合、TikTok公式はAdvertiser Supportへreviewを依頼できると案内しています。

異議申立てには、感情的な反論ではなく次をそろえます。

  • 対象のcampaign、ad group、ad
  • 不承認理由の画面
  • 商品・サービスの説明
  • 対象市場で必要な許認可や表示の証拠
  • 広告とlanding pageが一致する箇所
  • 音源、素材、商標などの利用権限
  • 何を誤判定と考えるかの短い説明

異議申立ては通過保証ではありません。ポリシーや法令に違反する内容を、説明だけで広告可能にする手段ではありません。

承認後も変更を管理する

一度承認された広告でも、追加reviewの対象となり、違反が見つかればsuspendedになる場合があります。承認後にlanding pageの価格、期間、在庫、商品、表示を変えると、広告との一致が崩れることがあります。

承認後は次を運用します。

  • 広告とlanding pageの変更担当を共有する
  • 価格、期間、在庫の更新前に広告を確認する
  • URLやフォームの死活監視を行う
  • ユーザーからの報告や否定的な反応を確認する
  • 停止・再開・差し替えの履歴を残す

審査通過を公開前の一回のイベントではなく、広告体験を一致させ続ける運用として扱います。

まとめ

TikTok広告の審査は、creativeだけでなく商品、対象市場、caption、CTA、landing page、権利まで確認します。不承認時は通知理由を七層へ分け、変更箇所と証拠を記録して再審査します。誤判定と考える場合は、根拠をそろえてAdvertiser Supportへreviewを依頼します。

初回入稿では、目的、素材、予算、配信対象、計測、審査前確認を一つの設計表へまとめてください。縦型動画の企画から広告QAまでを一つの運用として整理したい方は、Albitへお問い合わせください。

この記事の執筆者

加藤 翔太

加藤 翔太 Shota Kato

Albit株式会社 代表取締役 / CEO

早稲田大学卒業後、株式会社キーエンスにてコンサルティング営業に従事し、データドリブンな営業手法を実践。2021年にマーケティング支援企業を共同創業しSNS運用戦略を主導した後、2025年1月にAlbit株式会社を設立。大手音楽レーベル、大手アニメーション企業、大手賃貸住宅サービス、大手スポーツ用品ブランドなどの縦型動画SNSマーケティングを支援し、運用約4ヶ月で総再生3,000万回超、約1年半でフォロワー10倍(4万→40万人超)などの成果を率いてきた。統計・データ解析の知見を軸にした、再現性のあるバイラルマーケティング設計が専門。

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